三月も半ばのある日。
外は台風かってくらいの風が吹いてまして、一階にある仕事場には「桜吹雪か?」てくらいの干からびたヤスデ吹雪が舞い込んできました。
ヤスデってこの歳(アラフィフ)なって初めましてなんですけど、昔もいたのかなぁ。
イモムシサイズで、脚が多いからよく動く。死ぬとカリッカリなもんで、風に乗っては飛んでくる飛んでくる。
なんか地中にどっさりいるらしく、テトリスのヤバイときみたいに出てくるらしい(さだかではない)。
害はないけど潰すとドクトクの臭いがする。
害はないどころか、噛まないし、落ち葉なんかを分解してくれるけっこうイイヤツなんだけど、その見た目のキモさに不快害虫呼ばわり。
なんか気の毒。
まぁ人は見た目がなんとかかんとかってよく言いますもんね(ヤスデさんは人ではないけど)。
人間って勝手だよね。この前も、職員採用の時、「そんなに困ってないし、とるかなああ」と言っていたおじさんが、本人をチラ見したとたん「かわいかったからあれは採用だ!」とほざいていた。そんなもんです。
私の今までの経験からもそうでした。
ヤスデさんと蝶々さんが同じミスをしても蝶々さんは慰められ、ヤスデさんは罵倒される。そんな場面たくさんみてきました。
そりゃアラフィフですから。社会人経験たっぷりの昭和生まれです。
理不尽なことたくさんありました。今もそう、⇨現在進行形(まだまだ)。ヤスデになんか親近感。
だから私もヤスデを見習って今日も有機物を土壌に返すごとく黙って落ち葉を噛むのです。
カリカリのヤスデ🐛。